介護の仕事に興味を持っているが、収入面において不安を抱いている方もいることだろう。世間では、介護職員というと介護業務という重労働の割りには水準の低い収入と言われているが、近年は介護報酬の改定など国も改善に取り組んでいる。少しずつではあるが、改善に向かっているのだ。
(介護報酬と介護職員の収入の関係性→http://kaigohoshu-kaigogyokai.com)
収入は自分の努力でも上げることが可能だ。ステップアップし資格を取得することで、無資格者であっても、昇給にも期待が持てる。介護職員の平均月給は、約23万円となっていてボーナスや年間の特別支給額を含めると平均年収が322万円ほどだ。介護業界で活躍しているほかの職種と比べると、最も高水準の看護師よりも150万円ほど低い年収となっているが、資格を取得すれば収入アップも夢ではない。
現在、無資格で介護職員として働いている場合には、まずは介護職員初任者研修を受講することを推奨する。この研修は最短でも1ヶ月ほどで修了できる比較的容易な研修となっているため、どなたにでも挑戦し易いといえるだろう。
最も収入アップが期待できるのは、介護福祉士資格を取得することだ。受験するには条件があり、介護職員実務者研修を修了し3年以上の実務経験を積むことで条件を満たせる。ハイレベルの国家試験に見事合格すれば、介護の高い知識と技術を身につけた介護福祉士と名乗ることができ、より責任のある仕事も任されるため、よりやりがいも見つけられるはずだ。
介護福祉士資格を取得すれば、月額にして約5万円増えるなども期待できので、今後も介護職員として仕事を継続される場合には、国家資格の介護福祉士の取得を目指してみるのも、収入アップへと繋がる手段のひとつだろう。